突然の事故が、日常もアイデンティティも奪ってしまう。

ヨガインストラクターとして30年以上歩んできた道が、一瞬で途絶えたあの日。

病室の匂い、痛み、孤独、そして虚無感に打ちのめされたアンバサダーのCHISAKAさんが再び"自分"を取り戻していく。そのきっかけは、1枚の JADEヨガマット でした。

このコラムでは、絶望から再生へ、ヨガと共に歩んだCHISAKAさんの"復活への道のり"を綴っていただきました。

〈あの日〉
突然の事故だった。一瞬で見る世界の全てが変わった日。

あの日までヨガとは私の生活そのものであり、ヨガとは当たり前の存在だった。

朝目覚め、今日のお気に入りのマットを選び、今日の自分に元気を注入。笑顔が待つ!クラスに向かうワクワクの電車の中。

レッスン前の何気ない会話、レッスンの一体感、レッスンのフィードバック、また来週ね!と交わす挨拶。次回はこんなことをシェアしよう、あれもしたい、これも伝えたい。

1日がヨガで始まりヨガで終わる。私にとって当たり前の日常であり、30年以上歩いてきた道。あの日まで。

〈混乱〉
事の重大さに気づいたのはあの日から数日後、今まで見えていた景色が一変。マットからベッドへ、マントラの響きから心拍数を測る機械音へ、お香の香りから消毒液の匂いへ、ここは病院。

私は大きな事故にあった。足があるかな?確かにそこには私の足がある、ぐるぐる巻きに巻かれ板で固定された見たこともない。足がそこにある、左足稽古骨折全治6ヶ月、復帰はさらに数ヶ月後。

アスリートとしてのパフォーマンスは元に戻ることはほぼないだろう.。後遺症残るかもしれません、これから長くなります。一緒に頑張りましょう。同時医師からの説明で、頭も心もパニック状態。

〈虚無感〉
頭の中が真っ白になる、いや、真っ黒だったかもしれない。当たり前だった世界から想像したこともない世界へ。

そこには自由もなく、自分が何者であったかどうかなど一切関係なく、私のアイデンティティは手首にはバーコードが巻かれている1人の入院患者。

事故の始末も未解決、何もかもが強制終了、痛み、孤独、不自由、思いつく全てのことがマイナス。何も見たくない、何も考えたくない、何の希望もなく。夜になるとベッドで泣いていた。

〈転機〉
ある日病室に私のカラフルなJADEヨガマットが自宅から届いた。

この子達(マット)は毎日私と一緒に過ごし、毎日私の変化を見届け、私のなくてはならない。体の一部。またマットの上に戻ることさえ諦めていたあの頃この子達は病室の飾り物になっていた。

ある日病室に出入りする看護師さんたちからヨガマットですね?ヨガをやられるんですか?ご趣味ですか?私もヨガをやっています。たたみかけるような質問に私は当初戸惑いながら、でも段々と私は1つ1つの返事を伝えるたびに自分が何者であったのかをしっかり言語化していた自分に気がついた。

そうだ!私はこのマットを持ち、このマットに乗り、ヨガの素晴らしさを皆さんに伝えていくことを天職として誇りを持ち続けきた。

私はヨガと共に成長し、ヨガと共に幸せを感じながら生きてきた。そんな人だ。

〈挑戦〉
その日から私は泣く事も、何かを責める事も、出来ない事を数えるのも止めた。

足がつけないこと以外は何だって出来る。前向きに体の管理を怠らず、リハビリを積極的に行い、日々の些細な変化を褒め、全ての状況に感謝をする。目標を持ち、復帰を目指し、毎日を過ごすこと。自分自身と約束した。

自分の足で歩くこと、自分の足で走ること。

いくつかの困難はもちろんあった。

でもその日以来リハビリ生活を心から楽しんだ。新しく生まれ変わった。私がただいま!!と言って、マットの上に立つのをイメージしながら。

私の心の中に光が戻った。挑戦が始まった。

〈有り難うを伝えたくて〉
退院は自らの意思で決めた。108日を過ごし退院しよう。108とは私たちの煩悩の数と言われている。全ての煩悩を落としきる事を意図して。

晴れての退院。

外は眩しかった。新しい世界に見えた。慣れない人混み、マスクの無い生活、車の渋滞、街の喧騒。それらは嬉しくもあった。

少しずつ退院した事を実感しながら入院中心を寄せ、応援し、励ましてくれた方々にありがとうを伝える。そんな旅を思いつく。

旅のパートナーはもちろんJADEヨガマット。

〈気付き〉〈サントーシャ〉
知足(足るを知る)

今持っているものにもう一度意識を運び、新しい何かを求めることなく、今の自分は十分満たされている。ということに気づくこと。ありのままの自分を受け入れること。

大きな怪我により足に不自由を折負った。でも私には手があり、口があり、耳が目がある。体以外にも家族がいて、仲間がいて、仕事があり、家がある、そして何より私にはヨガがある。これで十分ではないか。十分すぎる。私の宝物たちに感謝をしよう。

JADEヨガマット。

それはヨガをする為のマットにすぎないかもしれない。でも、私とこのマットの関係は単なるそれにとどまらず深く深く繋がっている。

私は私のこの相棒にどん底から這い上がる力をもらい、そして、再生への自信を与えてもらった。これこそが私の最大の気づきと今回の学び。

ここから私の挑戦が始まる。そして変わらずJADEマットが私の隣。

貴方を支える足元が貴方の最高のパートナーである事を願います。

〈感謝〉
沢山の方々にご心配をいただいたこと、
沢山の方がに応援いただいたこと、
沢山の方が待っていてくださったこと、
心よりお礼申し上げます。

CHISAKA

「ヨガとは人生そのもの。」
ヨガと共に32年。どんな時にもヨガとの時間を楽しむ事が出来、ヨガと共に過ごす事で乗り越えてきた事。かけがえの無い存在。ヨガとは特別な物では無く、マットから下りればそこにはヨガの教えが社会の平穏の原点であり続け、マットに乗ればアーサナが心と体を整う場所へと導いてくれる。ヨガとはLifeそのもの。クラスでは自身の実体験を元に様々なケースでのヨガとの向き合い方を提案しています。指導者であると共に常に皆さんと同じ目線でいること。指導者であると共に一生生徒であること。これらを自分自身と約束して日々JADE MATの上に立つ事を決めています。
JADE YOGAが深く繋げてくれた絆 JADE YOGAの献身的な社会への取り組み JADE YOGA FAMILIYの一員として未来へ発信出来る喜びに感謝しています。「自分から目をそらさずに向き合う大切さ」を伝え続けていきたい。生涯現役を目指して更新中
都内、神奈川
・パーソナル、自主開催、イベント 大手スタジオ、クラブにてヨガ、シニアヨガ、タイ式ヨガ、コンディショング
・現役インストラクターへの指導、育成指導にあたる
 Instagram:@chisaka.t/