自分にとってのベストなヨガマットの探し方

「ヨガマットはみんなどう選んでいればいいんだろう。」

「どう選べば自分にとってベストなヨガマットを見つけられるんだろう。」

そんなヨガマット選びに悩むヨギーに向けて、ジェイドヨガアンバサダーの北嶋麻紀さんが自身のマット選びの失敗談を告白!

失敗したからこそのベストなヨガマット選びを伝授します。

自分専用のマットへの憧れ

ヨガとヨガマットは切っても切り離すことのできない関係です。自分の土台となり下から支えてくれるヨガマットは、アーサナを行う時の大切な相棒です。

そんな大切なヨガマット、あなたはどのように選んでいますか?

20年ほど前、私が初めてヨガスタジオへ行った時、マット片手に次々と集まってくる先輩方がとても眩しく見えました。「すごいなあ、自分専用のマットを持っているんだ!」と憧れを抱いたことを今でもよく覚えています。

はじめの頃に気にしたこと

すぐにヨガの素晴らしさに感動し修行を始めた私ですが、しばらくはスタジオのレンタルマットを使っていました。Myマットが欲しかったのですが、どれを選んだら良いか?が全くわからなかったからです。

週1回スタジオに通いながら、先生や先輩方からマットに関する様々な情報を得て、ようやく初めてのMyマットを手に入れたのは3ヶ月後…。でも、その選び方は現在とは全然違っていました。

自分の好きな色で、高価ではなく、持ち運びが楽なもの…これが私が最も重要視した点でした。

当時はヨガマットにブランドがあることも厚みに違いがあることも知りませんでしたから、当然グリップ力が高いとか、アーサナが行いやすい、なんてことは考えもしませんでした。

色によってこんなにも違うの??

こうして選んだ初めてのMyマットでしたが、使い始めてすぐに違和感を覚えたのです。

それはマットの色が原因でした。

鮮やかな蛍光イエローに水が流れるような柄が入ったヨガマット…見た目はとても素敵だったのですが、ダウンドッグで下を向くたびにその色が目に入り、心が落ち着かなかったのです。

「明る過ぎる色は私には合わないんだなあ。」そこでようやくマット選びの大切さに気づきました。

ヨガマットはアーサナをしている間、常に自分と共にあるもの…心と体にフィットしたものでなければヨガを楽しむことができないと分かったのです。

カラダからの悲鳴で気づく、失敗したマット選び

すぐに新しいマットを探し、「これなら!」と思うものを購入しました。その後2年ほどは何の違和感もなくそのマットを使っていましたが…。

徐々にヨガについての知識が深まり、ある程度アーサナができるようになった頃です。今度は体からのサインに気づきました。

「このポーズ、アライメント通りにやりたいのにできない。なぜだろう?」

『アライメント』とは英語で『姿勢』という意味。

ヨガにおいては『アーサナ(ポーズ)における身体のポジショニング』を指します。体の各部位をどのように使うか、どの部位で体を支えるのか…。1つ1つのアーサナには安全かつ効果的に行うために必要な身体の使い方があり、心身に与える効果も異なります。正しいアライメントでアーサナを行うことで肉体はより良く変化していきます。逆に言えば、間違ったアライメントでアーサナを行うと心身ともにストレスを感じてしまうということです。

うまくポーズが取れない理由

私の場合は足元の安定感の無さが問題でした。様々な立位のアーサナを行うと足が動いてしまい、腹に力が入らず、肩に力を入れて耐えている…そんな状態でした。つまり、正しいアライメントでアーサナを行うことができていなかったのです。しかも、その原因が使っているマットのグリップ力の弱さにあることに気づきました。

「もっと足元が安定するヨガマットはないのかな?」

それからは様々なヨガマットを試し、BestではないけれどBetterなものを選びながら使っていました。マットに自分の体を合わせながら…。

その数年後、ニューヨークへ一人修行に行った時に出会ったのがジェイドヨガマットです。

先ゆくヨギーたちが使っていたマット

周りにいる多くのヨギー、ヨギーニが同じマットの上にいました。見たことのないマットだったので、隣にいるお姉さんヨギーニに声をかけて使わせてもらいました。

「わあ、すごい!全然滑らない!足がものすごく安定する!」

これがジェイドヨガマットの第一印象です。とにかく今までのマットとは全く違う感覚に驚きしかありませんでした。

その後は言うまでもなく、ずっとジェイドヨガマット一筋です。ようやく私にとってBetterではなくBestなヨガマットと出会えたのです。

私自身のこの経験は、おそらく多くのヨギー、ヨギーニが辿った道でもあるはずです。

ゆえに私は、自身のスクール生徒さんに私と同じ長い道程を経ずにBestなヨガマットに出会って欲しいと願ってきました。そのためにジェイドヨガマットがどれほど素晴らしいものかを常に伝え続けています。そして、それを信じてくれたみなさんの多くがMyマットとしてジェイドヨガマットを使ってくれています。

ヨガ初心者にとって、プロ仕様のマットってどうなの?

しかし、初心者の方には不安もあるでしょう。いきなり高価なヨガマットを購入しても本当に自分に合うものなのか?ヨガを長く続けられなかったら宝の持ち腐れになるのではないか?…確かにその通りだと思います。

スクール生徒さんからも「先生たちが使うようなプロ仕様のマット、初心者の私では使いこなせないはず…。」「高いマットを使うほどアーサナができないし…。」なんていう声をよく聞きます。

使ってみてわかる、ジェイドヨガの違い

そこで、私のスクールではレンタルマットとして実際にジェイドヨガマットを生徒さんに使っていただいています。使ってみればその素晴らしさに気づいてもらえるからです。
ヨガ初体験の方から経験者、指導者の方まで…今までたくさんの方が使ってくださいました。そしてレッスン後に必ず聞こえてくるのが…

「先生の言っていたことは本当だった!全然滑らなくてびっくり。」
「今日はポーズが上手くなった気がしました。」
「マットの違いがここまでポーズに関係するなんて思わなかった!」

…という言葉です。

そして誰もが「今日のレッスンは楽しかった!」と言ってくれるのです。

マットによってヨガが楽しくなる理由とは?

かつての私がそうであったように、ヨガマットを変えただけでアーサナが上手になったように感じ、ヨガが楽しくなってもっと好きになる。
いや、アーサナが上手になったように感じるのではなく、元々本人が持っているポテンシャルをマットが引き出してくれるのだと思います。その結果、アーサナが楽しくなりヨガをもっと学びたくなるのです。

厚みはどう選ぶ?

ジェイドヨガマットには厚みによっていくつかの種類があります。多くの生徒さんが使っているのが厚み5mmの『ハーモニープロフェッショナル』です。また持ち運びに便利な、厚み3.2mmの『トラベル』を愛用している方もいらっしゃいます。そして、特に初心者の方にお勧めしているのが『Level One』です。

『Level One』は初心者向けに開発されたヨガマットで、厚みは4mm…『ハーモニープロフェッショナル』と『トラベル』の中間です。

まだアーサナに慣れていない時期は自分の体の使い方が分からず、重心を安定させるのが非常に難しくなります。つまり、足元が不安定になるということです。4mmの厚みはそれを十分に補ってくれ、土台となる下半身を安定させてくれます。それによって上半身の余分な力みが消え、アーサナの心地よさを味わえるようになるのです。

こうしてたくさんの生徒さんがジェイドヨガマットの魅力に気づいてくれるのですが、問題となるのは価格です。

ベストなマイマットとは

先に述べた通り、私自身も初心者の頃は『高価ではない』ことがマット選びの重要な要素でした。しかし、それを追求したことで結局いくつもの使わないヨガマットが残されました。それを考えれば、少し値段が高くても1つのBestなヨガマットを使い続けていたほうが良かったな、と今は思います。

ヨガを始めたばかりの生徒さんに聞いてみたところ、「Myマットを購入するなら10,000円まで。」という答えがいちばん多かったのですが、この『Level One』なら価格も『ハーモニープロフェッショナル』の約半分…みなさんの希望に合う価格ではないでしょうか。

もちろん、そのグリップ力と耐久性は他の種類のジェイドヨガマットと変わりませんし、重さも1.6Kgと持ち運びにも適しています。初めてのMyマットはスタジオ置きにしないで、いつも一緒に連れて歩きたいですものね。

あなたにとってBestなヨガマットとはどんなマットでしょうか?

それを考えていくうちに、おそらく1つの答えに辿り着くはずです。

『アーサナが上手くなって、ヨガが楽しくなるヨガマット』

ジェイドヨガマット『Level One』はあなたにとってBestなMyマットになるであろう素晴らしい要素を兼ね備えています。

ヨガ修行の第一歩を踏み出したがあなたが、この『Level One』を大切な相棒として選んでくれることを心から願っています。

北嶋 麻紀(Maki Kitajima)

Anandah Yoga School代表。
ヨガを体系的に学べるよう、アーサナのみならず暝想や経典学習講座なども行う。また指導者養成講座にて後進の育成にも力を入れている。
【座右の銘/好きな言葉】Be in Yoga Always(いつもヨガと共に)
【指導しているヨガ】ヴィンヤサフロー
インスタグラム: https://www.instagram.com/anandah.maki/
ウェブサイト: https://www.anandahyogaschool.info/

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